こんにちは。よーくです(Twitter)。
就活のためにOB訪問をする学生がたくさんいますが、中には「なんでOB訪問をする必要があるのかわからない」という学生もいるのではないでしょうか。
今回は、OB訪問をすることのメリットについてお話していきます。
結論から言うと、就活を効率的に進める上で有益な情報が手に入りますし、内定確立が上げることに繋がる可能性もあります。
①密度が濃く・信頼度の高い情報が手に入る
一つ目のメリットは密度が濃く・信頼度の高い情報が手に入る点です。
今やインターネットでどんな情報でも入手できますが、密度が濃く・信頼度の高い情報はやはりオフラインで直接得た情報にはかないません。
また、就活生の身近にいる良き相談役として内定者がいますが、まだ社会人ではないので、提供できる情報に限りがあります。選考に関するアドバイスに留まりますね。もちろんそれはそれで有益ですが。
現役の社会人からしか手に入らない情報は次の通りです。
- 業界知識
- 毎日の働き方
- 社内の雰囲気
【①業界知識】
インターネットで調べても、働いたことがない学生は正しく理解できないかもしれません。また、会社説明会はあっさりした内容なので、本質のところまで理解が及ばないかもしれません。そこで、OB訪問の場で、じっくりと聞くことで業界知識を定着させることができます(事前の学習と質問事項整理は欠かさずに)。
【②毎日の働き方】
毎日どういった業務をしているかを聞くことで、自分がそこで働くイメージをすることができるようになります。毎日の過ごし方がわからないまま入社すると、イメージと違ったと感じて辞めたくなる可能性さえあるので、ここはしっかりと把握しましょう。また、会社は違えど、業界が同じであれば基本的な働き方は同じです。
【③社内の雰囲気】
これは結構大事です。どんな雰囲気なのか。退職理由として、人間関係の問題を挙げる人が大半なので、自分に合う雰囲気かどうかを理解することは非常に大事なことです。会社によって全くことなるので、会社ごとに知っておくことが大切です。部署によるとか、上司によるとか、運要素のところもありますが、基本的な雰囲気というところは会社に根付いているので参考になると思います。
上記情報は、現在働いている社会人からこそ入手できます。これら情報から自己PRと志望動機をブラッシュアップさせることができます。
活躍する社員の特徴がわかれば、それを自己PRに混ぜ込むことで、企業に響きやすい内容になります。自己PRの作り方については以下をお読みください。

働き方を理解し、魅力に感じれば、志望度が上がります。OB訪問とは、企業分析の一環でもあるのです。企業分析の方法は以下の記事をお読みください。

②内定確率が上がる可能性あり
2つ目のメリットは、選考上の特典を得られ内定確率が上がる可能性があるということです。選考に全くない会社ももちろんあります。
具体的には、選考において加点要素となる、または特別選考ルートに進める可能性がある、ということです。
【①選考において加点要素になる】
企業によっては、ES通過時の加点あるいは、面接時の加点になるということです。OB訪問をしたという事実は、学生の志望度がある程度高いという証明になりますので、それを加点要素にする企業は一定数あります。面接の際、面接官の手元資料にOB訪問の回数と評価が記載される企業もあります。
【②特別選考ルート】
OB訪問後は学生の評価を付けることが多く、優位性のある特徴があり目に留まった、高評価を連発したなどの学生は特別選考ルートに進めることがあります。その場合は、通常の選考よりも早い時期に内定をもらえます。青田買いというやつですね。
上記のような優遇があるかは、基本的にはインターネットから調べることができる時代ですので、気になったら調べてみてください。
調べてもわからなかった場合は、実際のOB訪問から推測することができます。OB訪問は外部のカフェなどですることが多く、精算時に会社の名前で領収証を切っていたら、何かしらの優遇に繋がる可能性があります。OBが領収証を切るのは、会社の経費になるからであり、経費にするからには、簡単な会議メモとして、OBは議事として会社に報告する必要があります。人事部としても良い学生がいたら喜ばしいことなので、その際に評価もしてもらうということです。
もちろんOB訪問しても、何も優遇がない企業もあります。そうだとしても、面接時にOB訪問した事実を伝えることは志望動機に説得力を持たせることができるので、OB訪問はした方がいいでしょう。
③面接の練習になる
面接を想定し、自己PRと志望動機のチェックをしてもらうことができます。これは内定者にもしてもらえますが、やはり社会人にしてもらうメリットは大きいです。そのOBが面接をしたことがあったら尚良しです!
また、どんな自己PRと志望動機を言って内定をもらったのかを参考までに聞いてみるのもいいでしょう。ご自身のブラッシュアップに使いましょう。
ES添削を依頼する学生がいますが、これは内定者にしてもらうだけで足ります。ES添削は結構時間が掛かるので、大事な質問時間が減ります。
高品質のESを簡単に作成するための書き方は以下をお読みください。

実際に自己PRと志望動機を作る際は以下をお読みください。

④おまけ:OB訪問しないことによるデメリット
通例として、OB訪問することが基本的な業界ならば、「OB訪問とかした?」など面接官から質問されます。そこで、「してません」となると、志望度を疑われてしまいます。
このような点がデメリットでしょう。
受ける企業すべてにOB訪問をする必要はないですが、志望度が高い企業にはOB訪問をしている学生が大半なので、志望度を疑われないようにする必要はありますね。
さいごに注意点です!
たとえ何回OB訪問をしたとしても、大企業ならば何千人と社員がいるうちのわずか数人の過ぎません。なので、そのわずか数人の意見がその会社のことを表すと思い込むのは避けたいことろです。あくまでも一つの意見にしか過ぎないということを忘れずにしましょう。
ちなみに、私は入社した商社はOB訪問をしてません。というか1社しかしてません。
たまに就活生からもらう質問であるのが「OB訪問はしないとダメですか?」というものです。
もちろんダメなことはありません。ですが、することによるメリットがこの記事で書いた通り存在します。OB訪問はあくまでも手段です。やる必要があったら是非先輩社員にコンタクトを取ってみてください。99%の人は快く引き受けてくれるはずなので大丈夫です!
OB訪問をしようと決めても不安なことがあるかと思います。そんな不安を解消させるべく以下の記事を書いてたので是非お読みください。

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