昨今、転職経験者や転職を検討する人が急速に増えてきています。
これからも間違いなく増え続けるでしょう。そして、誰しもが「ずっと同じ会社にいない選択肢」を持っておくことが必要です。
転職を検討する人の心の声として、以下のような状況が考えられます。
スキルアップ、収入増加、ワークライフバランス改善など転職には様々な理由があります。
転職市場が盛り上がるのは経済的に良いことだと思います。一方で、いざ勇気を出して転職してみたものの、「転職に失敗した」という事例も最近聞くようになってきました。
そこで、今回は転職に失敗しないための方法について書いていきます。
転職に失敗する人の特徴(事例)
転職に失敗しないためには、先ずは転職に失敗する人の特徴を理解することが大切です。
転職に失敗する理由は主に以下の3つに分けることができます。
- 転職先の環境・制度・報酬・働き方などのリサーチ不足
- 自分が本当にやりたいことの深堀不足(自己分析不十分)
- 予期せぬ人間関係の不一致
そして、転職に失敗しない方法とは、上記3つをできる限り潰す努力をすることです。
もちろん運の要素もありますが、徹底リサーチで結構何とかなります。
では一つ一つ見ていきましょう。
転職先の環境・制度・報酬・働き方などのリサーチ不足
具体的には「実は昇給しづらい」「育児休暇取得実績がない」「テレワークやフレックスが機能してない」「無駄な社内会議が多い」「社内決裁が煩雑で案件が進まない」などの類です。
転職したはいいものの、上記の環境に耐えきれずにまた転職するというパターンです。これは完全にリサーチ不足が原因です。
転職先の人事部・転職エージェント・中で働く知り合い(いれば)にヒアリングし尽くすべきですし、会社クチコミ評価サイト(転職会議など)だけでもある程度の情報は得られます。
ネットで拾える情報は確実に拾いましょう。元社員が年収や社内の雰囲気などを投稿する情報サイトです
【転職会議】企業の口コミ・評判・求人が豊富な転職サイト
また、リサーチ不足の前に、そもそも自分の望む条件の洗い出しが不十分だったという可能性もあり得ますね。そうすると「こんなの聞いてないよ~」となりかねません。
私個人的な意見としては、望みを上げるより、嫌なことを上げてそれを潰す努力をする方がよいと思います。
人間、良い条件下で働いていても嫌なことがあったら一気に萎えて辞めることがありますが、条件は微妙でも嫌なことが特になかったら続けていけるものです。
自分が本当にやりたいことの深堀不足(自己分析不十分)
転職を無事に終えて新しい会社へ入社したはいいが、数か月後に「実は本当にやりたいこじゃなかったかも」と感じてしまう類です。このようなパターンは、せっかく勇気を振り絞って転職に踏み切ったから、その自分の正当化したいがために、再度の転職など考えずにだらだら働いてしまうことが多いです。
これは明らかな自己分析不足です。見栄とかを抜きにした本音ベースでやりたいことを理解できてなかったのかもしれません。とはいえ、新卒入社の会社で十分の社会人経験を積んでいても、本当にやりたいことを見出すのはそう簡単ではありません。
そういう方は、先ずはやりたくないことを削ることからはじめると何かヒントが見えてくると思います。以下、やりたいことを見つけるためのポイントを記事にしましたので是非お読みください。
>>>「やりたいことはなにか」を見つけるための3つのポイント
予期せぬ人間関係の不一致
これは事前潰すことは困難ですね。運が大事です。
しかし、少しはリサーチできます。面接の過程で、入社後に自分の上司になる人が面接官の一人として同席していることもあるので、チームの雰囲気やメンバーの特徴を聞いたりして、自分と合うかどうかをイメージするのです。また、社内に友人がいれば調査してもらえます。ですが、実際入社して一緒に仕事をしてみないとわからないので、運の要素がやはり大きいです。
インターネットで調べられることとして、業界毎で社員の性格にある程度の共通点があるので最低限それは把握しておきましょう。
人間関係による消耗はかなりつらいです。転職のきっかけは人間関係、という人も多くいますからね。しかし、転職後の新たな職場の方がひどく、「これなら前の職場の方がマシだった」となってしまうこと程に不幸なことはありません。
これはテクニックですが、自分の第一印象を良くすることが効果的です。人は印象が良い相手に変な対応をすることはありませんよね。第一印象を良くするコツを記事にしてますのでよかったらどうぞ!!
>>>第一印象を良くするコツ
さいごに
転職で失敗する人の特徴を再掲します。
- 転職先の環境・制度・報酬・働き方などのリサーチ不足
- 自分が本当にやりたいことの深堀不足(自己分析不十分)
- 予期せぬ人間関係の不一致
これらの共通点は、「準備不足」です。なので、しっかり準備すればリスクを減らすことができるのです。運の要素ももちろん大きいですが、努力でカバーできる面は出来る限りのことをしましょう!!
York