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商社

独立を見据えた商社マンの人脈作りについて考えてみる

総合商社勤務のYorkと申します。

近年、総合商社を辞めて新たなチャレンジをする人が増加しています。私はとある総合商社に勤務している若手ですが、同期や近い世代の先輩後輩が続々と辞めていっているのが実感としてあります。

人事部的には、近年の若手退職数は異常らしく、若手の退職を防ぐために、退職が多い部署にいる若手と面談したり、配属に融通を利かせるなどの対策を講じているようです。

それはさておき、総合商社を退職した若手たちは一体どこに行くのでしょうか。

私の実感としては、外資コンサルが最も多く、他にはプライベートエクイティファンド、スタートアップ、ベンチャーキャピタル、海外MBA留学、起業(独立)などです。

興味深い記事を見つけたのでご参考までにシェアします。

上記の通り、退職後の進路は様々ですが、今回は「独立して起業や個人事業主で食べていく道を選ぶ商社マン」にスポットを当てます。

そこで成功を収めるにはある程度の人脈を作っておいた方が良いですが、「商社マン」というステータスを活かして、どのようにして人脈構築をしていけばいいのでしょうか。

順番に考えていきましょう!

人脈を定義する

先ずは人脈を定義したいと思います。商社マンは仕事柄あらゆる業界のプレイヤーと会う機会があります。「あれ?人脈かなり作れるじゃん!」と思われるかも知れませんが、

残念ながら基本的に独立後に役に立つ人脈ではありません。
なぜならば、我々商社マンが仕事で出会うのは、大企業サラリーマンが多いからです。

前提として、独立を志すならばベンチャーマインド及び経営的思考をもつことが必要だと考えています。

それぞれの意味は、

  1. ベンチャーマインド・・・現状に満足せず、変えてやろうと思うマインド
  2. 経営的思考・・・財務、経理、法務的な視点も取り入れた上でビジネスモデル構築を考える思考

多くの大企業サラリーマンは、組織と待遇が安定している故にリスクを冒してまで独立しようと考えることが稀なのでベンチャーマインドに不足。また、組織が大きすぎる故にビジネスモデルの部分部分を社員で分担した働き方になるので、ビジネスモデル全体の考え方である経営的思考に欠ける。

これら2大要素を持つビジネスパーソンと接することが、商社の仕事の中では基本的にないので、大半の人脈は独立後に活かしにくいと考えます。

独立後の事業の内容によっては、彼ら・彼女らと協業できる可能性はありますが、大企業であるため、独立間もない実績もない会社と組むには、社内説得が難しいです。

独立後に役立つ人脈というのは、ベンチャーマインドと経営的思考を持っている人々とのつながりです。

これらを備えている人々は、元商社マン起業家のアイディアに耳を傾けてくれ、実用的なアドバイス、協業のお誘い、資金提供をしてくれる可能性があります。逆に言うと、独立を志す商社マン自身もベンチャーマインドと経営的思考をつける必要があります。


他業界を見てみると、ITやWeb、メディア業界、ファンド系に起業家及びフリーランスが多いです。彼ら・彼女らは日々の業務を通してベンチャーマインドと経営的思考を持つ人々と接する機会が多いのです。

なので、そういった人々と、いかにして出会うかが鍵です。

次項から具体的に考えていきましょう。

人脈構築:社内編

社内起業制度を活用する

総合商社には社内ベンチャー制度が存在します。自分のビジネスプランを経営に持ち寄って、収益性・蓋然性によっては会社の資金援助の元、自らがプロジェクトマネジャーとして事業化をすすめることができます。事業性が評価され会社設立までいけると、プロジェクトマネジャーであった自分が代表取締社長として出向できる可能性もあります。

しかし、親会社として総合商社が君臨しているので、自由度の高い経営は容易にはできません。社長として出向した自分の待遇も特に変わりません。(総合商社の社員のままなので)

三井物産など、事業化した会社に転籍し、しかも、自らも出資者になれる、といった制度を用意している商社もあります。

経営に持ち寄るビジネスプランを作る過程で、知見のある他の会社や人物と会うことになります。もちろん自分で一からアポ取りするのではなく、会社がある程度紹介してくれると思います。出来る限り、ベンチャーマインドと経営的思考を持った人と会うようにするのが良いと思います。

このような制度があるならば、是非活用しましょう!

AIやIot、ビッグデータ関連の部署へ異動する

AI、IoT、ビッグデータ、ブロックチェーンなどがバズワードとなっており、各商社は伝統的なビジネスモデルからの変革を図るために、それら最先端技術の知見を蓄えることに近年注力しています。

専門部署を作って調査したり、ベンチャー出資などの実績を作っていたりします。結論から言いますと、その部署に入ってしまえば人脈は作れます

業務で接する会社はITベンチャーが多いことが想定できるので、そのまま人脈になりす。また、これら最先端技術への理解は、独立後に個人でビジネスをしていくにせよ必要なことなのかなと感覚的に思います。業務にて関連セミナーに参加できる機会もあると思うので一石二鳥ですね。

この部署への異動ですが、設立間もない部署であろうため、他部署からの募集をしているこかもしれません。業務分野的にデジタルネイティブ世代の若手が適材なので、希望すれば通りやすいでしょう。

下記のような記事を見つけたのでシェアします。

丸紅がWeWorkに入居したという内容です。デジタル・イノベーション部という部署が担当しているようで、こういう部署にいけば人脈作りが捗りそうですね。丸紅は他社よりもベンチャーへの接触が少ない印象でしたので興味深い取り組みです。

金融関連の部署へ異動する

総合商社は本体や事業会社を通じてファンド事業(不動産も含む)を展開しています。それらを担当する部署へ異動すれば、エンジェル投資家や投資先候補のベンチャー社長と接する機会を得ることができます。加えて、ビジネスモデルの作り方の勉強にもなるのです。

金融関連の部門は、総合商社の中で人気部署というわけではないため、配属面談を控える内定者は狙い目です。

人脈構築:社外編

SNSを通してアポを取得する

ベンチャーマインドと経営的思考を持っている人々との関係こそ、独立後のビジネスに活きる人脈になると上述しました。

そのような人々は基本的にSNSを活動的に使用しており、特にTwitterを精力的にやっているので、①リプライでのやり取りを重ね関係を作る、②DMでアポ取得、としていけば良いと思います。また、Twitter上では、専門分野のセミナー、オフ会の情報が手に入り、これらに参加してみてもいいでしょう。

総合商社という伝統的な体質の会社で育つと、例えデジタルネイティブ世代だろうと、SNS経由で見ず知らずの人とアポを取ることに違和感を覚えることもあるでしょうが、使えるものはどんどん使って色んな人に会う方が良いです

また、「総合商社」というだけで普通会えない人もあってくれます。ここは会社のブランド力によるものであります。「総合商社勤務」という錯覚資産(自分にとって都合の良い、他人の勘違い)を利用しない手はありません。

yentaを活用する

yenta」ビジネスマッチングアプリを活用するのも手です。巷にありふれている恋愛系マッチングアプリのような操作方法であり、画面に人ひとりユーザーが表示され、気になった場合は右にフリックするいった感じです。相手ユーザーも同じく我々を右にフリックしたらマッチング成立となり、メッセージのやり取りを開始することができます。

(参照元:yenta HP

このアプリの良いところは、個人情報をしっかり入力した正統派なアプリであり、AIに基づきマッチングが成立しそうな人を優先的に表示してくれる点です。

ベンチャー企業のCEOや有名企業のクリエイターなど、このアプリを通してしか1対1のメッセージができないであろう人々がたくさんいます。

番外編:元商社マン巡り

最後に番外編です!

元商社マン巡りです。文字通り、商社を辞めたor辞めるプランの人々との関係を構築するのです。総合商社という高年収で安定している企業を辞めて独立を選ぶには、かなりの勇気と行動力が必要です。また、商社は日々の業務の延長で独立するということが難しいので、1からビジネスモデルを考える必要があり、独立を果たした元商社マンの意見は大変貴重です。

元商社マンは、独立を考える現役商社マンに対して非常に熱意をもって接してくれるので、関係を構築しない理由はないです。商社マン同士は、むしろ辞めて更に仲良くなるとさえ最近感じております。

最後に


以上、独立を見据えた商社マンの人脈作りについてでした。

他にもさまざまな人脈構築方法があるかと思いますので、随時更新していきたいです。
また、皆様の中でもアイディアがありましたら、下記コメント欄に記入していただけますと、独立を考える商社マンの助けになりますので、よろしくお願いできたらと思います。

York