MARCH卒商社マンのYork(Twitter)です。
留年を経験した就活生向けの投稿です。
・留年属性が不利ではないというマインドセット
・選考では基本的に不利にならないということ
・面接で突っ込まれた時の対処法
留年を経験した学生は、例え日頃どんな明るい性格の持ち主であろうと、就活に対して不安な気持ちになってしまうものです。
わかります。なぜなら、私も留年経験者だからです。
しかし、心配する必要はありません!私自身の経験から言えることですが、特に不利に感じたことはありませんでした。とはいえ、不安になってしまうものです。現役生が大半の中、学年を増している自分は確実に少数派なのだから。この事実は変えることはできないので、大事なのは、気の持ちよう=マインドセットです。
今回は、留年を経験した学生の、就活に対する「不安」を解消するマインドセントをお伝えします。
Contents
留年学生の就活中の心境
先ずは、留年した学生が就活中にどんなことを感じながら過ごしていくのかを経験談に基づいて書いていきます。現実を知るという意味でも知っておいた方が良いことなので敢えて書きます。※留年経験者及び私自身の経験を統合した内容です。
感覚値として、留年をする大学生は大学や地域にもよりますが、15人に1人くらいではないでしょうか。いずれにせよ、少数派になるかと思います。
ほとんどの同級生は自分よりも先に就活を終え、単位を取り終えて卒業旅行三昧、3月になると大学を卒業、4月から社会人、と進んでいきます。
ストレートで就活を終えた同級生が卒業旅行をしている真っただ中で、我々留年組の就活が始まることになります。ES、ウェブテスト対策、OB訪問、説明会、選考。。。
属しているコミュニティの同級生は着々と学生最後のイベントに向け準備をしていきます。夏は海やBBQ、冬はスノボーや温泉旅行、鍋パにタコパ、締めは海外旅行、追いコンなど。
私のアドバイスですが、学生時代の時間は今しかないので我慢せず参加しましょう!!
そもそも毎日就活に時間を使う必要もないので、程ほどに参加する分には気分転換にもなるのでむしろプラスに働きます!
就活を先に終えた同級生と遊びに行くのはいいですが、就活のスケジュール管理はしっかりしましょう。大事な選考やOB訪問をブッチすることのないように!
(私自信、管理が甘くミスした経験があります。。)
さて、同級生が一足先に旅立つ頃に我々留年組は就活の佳境を迎えます。
就活イベントで接する周りの就活生は我々より年下です。我々と同じ年の浪人経験者や留年組、年上である大学院生と会うと、なぜか勝手に親近感さえ覚えます。
このような心境のまま就活を進めていくことになりますが、本選考を目前にして留年組は2パターンに分かれてしまいます。
- 吹っ切れて無双モード
- 不安に押しつぶされ負の連鎖へ
もちろんですが、前者になる必要があります。
さて、次項から具体的に吹っ切れて無双モードになるためのマインドセットをお伝えします。
選考上の影響編
「留年」は選考上不利になるのか、はたまた、そうでもないのか問題です。
結論から申し上げますと、気にするレベルではありません。
前項の最後で触れた「不安に押しつぶされ負の連鎖へ」のパターンに陥ってしまう人は、留年が選考で不利になると思い込んでいるからだと思います。そのような精神状態でいると、自信がないオーラが面接官に伝わってしまい、第一印象が悪くなります。第一印象は超絶大事なので、そこで自信のないオーラが伝わるとその後の挽回は非常に難しいです。
留年したという事実だけでは、特に不利にはならないので、ご安心下さい。明日から、ストレート学生と同じような心持ちで就活に臨みましょう。
「気にするレベルではない」という、少し含みを持たせた理由は、一般的に新卒でしか入れない企業は少し気にする傾向があるからです。具体的には、大手金融・鉄道・ガスです。これら業界は転職もほぼありませんね。
なぜこれら企業が気にするのかと言うと、私個人の考えですが、終身雇用・年功序列色が強いからです。そういった体質の企業は、減点方式の査定文化があるため、留年が減点要因となる可能性があるのです。しかし、私の知り合いで2留メガバン、1留1浪大手ガス(共にMARCH)がいますので、受かる人は受かります。
さて、書類選考(ES)への影響ですが、ウェブ上でESを提出する企業が大半であり、「留年を問答無用ではじく」とシステムを組むことができます。ですが、ほとんどの企業はそれをしていないと思います。留年したという理由だけで問答無用で落としてしまうには優秀な人材を見落としてしまうリスクが大きいからです。
よって、留年したという事実だけでES落ちということはないと考えます。
そのため、もしES+SPIの一次選考で落ちるようなことがあったとしたら、SPI対策不足を疑ってみてください。
SPI対策は下記の記事をご参考にどうぞ!!

次に面接への影響ですが、そもそも面接官は気がつかない可能性が高いです。留年であることを認識できるのは「入学した年からの逆算」のみですが、面接官は面接と面接のインターバル数分しかESに目を通す時間がないので、顔写真・学歴・ガクチカ・志望動機をパッと見て終了です。なので、いちいち入学年など見ません。また、留年したことを知ったところでマイナスな感情を持つ人はいないと思います。
以上の理由から、面接においても影響はなしです。
面接での対策編
さて、前項にて選考上の影響がほぼないことを説明しました。その事実がわかっただけでも大分気持ちが楽になったのではないでしょうか。
ここでは最も大事なことである、面接で留年について触れられた時の対策について説明します。
ここまで「留年」と一括りに言ってきましたが、その理由にはポジティブな理由とネガティブな理由の2パターンがあると考えられます(主観です)。
【ポジティブな理由】厳密にいうと「留年」ではなく「休学」
・海外留学に行くため
・体育会に4年間フルコミットするため
・起業などのビジネス系
【ネガティブな理由】
・単位不足(怠惰、体調不良、家庭の事情など様々ですが)
・就職留年(一概にネガティブとは言えませんが)
例えどんな理由による留年であろうと、留年の理由を聞かれたら、正直に答えてください。理由によっては与える印象は変わりますが、面接の評価自体に対する影響は軽微だからです。ただし、明らかにネガティブすぎる理由の場合は、包むことも戦略です。例えば単位不足など。。
また、「留年中は何したの?」と聞かれることもあり、ここではガクチカのことを話すと良いです。それをやるために留年(休学)を選択した、というのが話のストーリー的には綺麗だからです。留年中にしていたことが、ガクチカに全く入ってこないのは変ですよね。怠惰がゆえの留年という印象を与えかねません。
さて、小ネタですが、
留年についての質問をされた時に、怯んでしまう就活生がいますが、怯む必要などありません。怯んでしまうと、思考がネガティブになり、それがパフォーマンスにも悪影響を与えてしまいます。我々留年組は他の就活生よりも1年(人によっては2年以上かも知れませんが)多くの人生経験を積んでいるので、自信を持っていいのです!私は現役時代に就活していたとしたら、商社に内定できなかったと思います。
また、留年(ギャップイヤー=5年生)を自発的に選択した私は、自信を持って迷いのある就活生にも私と同じ選択を勧めることができます。全ては自分の行動次第ですが、一人立ち止まることは、かけがえのない経験になる潜在性を秘めています。

ここまで読んでくださった方へ、以下の情報を提供します。
まとめ
感情が強く入りすぎたあまり、少し読みにくい文章になってしまった感はありますが、まとめると以下です。
・選考への影響はないと考えて良い。
・ストレート学生より1年多く人生経験をしていることにむしろ自信を持つ。
・外資系・日系問わず、最難関企業には留年組がごろごろいる。
以上です、留年組へ贈るマインドセットでした。
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York