ここ最近、会社を辞めて新たな挑戦をする人が増えてきています。転職、起業など選択は多種多様ですが、ずっと新卒で入った会社に留まらないという選択です。
私が勤務する総合商社においても例外ではありません。
総合商社に関して言うと、10年目くらいまでの社員の離職率がここ最近高まっています。
総合商社の退職に関し私なりの見解を下記の記事にしました。
私は社内外問わず会社を辞める人を数多く見てきましたが、辞めようとする人には兆候があります。基本的には社内での相談はなし、退職を決めて初めて話すケースが多いため、本人は水面下で黙々と準備しています。しかし、わかる人には何となくわかるのです。
今回は「社内であの人辞めそう」と推測するための一般的な辞める人の兆候について書いてきます。
①優秀な人材であればこちらから相談をなげかけられる
②大事な仕事を任せる前に考え直せる
では見ていきましょう。
Contents
仕事において積極性が落ちる
辞める人は、先に心から辞めていきます。
どういう意味かと言うと、自分の中で退職する決心がついたら、上司及び人事に伝えるのはこれからだとしても、気持ち的には「もう辞めている」のです。
上司に伝えた後は、仕事の量も減り完全にカウントダウンに入るので仕事への積極性は落ちますが、一緒に働く同僚に影響があるのは上司に伝えるまでです。
まだ上司に伝えていなくても、自分の中で辞める決断はついているので、この段階から積極性が急減するのです。具体的な事象はいくらでもありますが、以下にいくつか書いておきます。
- 会議での発言や自発的な提言などがなくなる
- アウトプットの質が明らかに下がる
- メールなどのレスポンスが落ちる
- スケジュールに予定がないのに離席が多くなる
- 社内で「ラク」な部署へに異動希望を出す
もちろん退職最終日まで真面目に働く人もいますが、少なからずモチベーションは落ちます。次を見据えているので。
付き合いが悪くなる
社内のイベントに急に参加しなくなったら、何か心境に変化が生じた証拠です。基本的には大きなところから参加しなくなっていきます。
ゴルフ→ランニングなどの集まり→飲み会→ランチ
ランチさえも一緒に行かなくなることは珍しいですが、そうなったら末期状態です。
こうなる心理状態としては、①残り少ない付き合いでしかないので面倒になる②次の挑戦の準備時間確保のため、などがあります。
妙に落ち着く
人は辞め行く組織からは徐々に気持ちが離れていきます。次に進路を見据えてるので当然のことではあります。そして、辞める決心がつくと気持ちが楽になるので妙に落ち着く傾向にあります。「達観している雰囲気が出る(無関心)」と言っていいかもしれません。
人によっては、発言内容が少し雑になったり、自分の言いたい事ばかり言うようになるケースも見受けられます。後のことは関係ないから、組織の同調圧力から解き放たれた状態です。これが良い影響をもたらし成果が出て、会社から退職を引き留められるケースもあります。
さいごに
以上が一般的な辞める人の兆候です。辞める人からすると、もう辞めるので情熱が注げなくなります。モチベーション低下です。
もちろん最後までやり抜く人もいますが、次の挑戦があるので、実際は少数派です。
上司としては、辞める人に対して重要な仕事をいつまでも任せておくわけにはいきませんし、抱える業務をできるだけ早く後任に引き継がせる必要があります
辞める人は、辞める意思が固まって初めて上司に言うパターンが多いので、「何となくあの人辞めそう」と推測できると、色々と打つ手がありますね。
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